先日、日本人の英語力についてこんなことをつぶやきました

ということで今回はこの内容について掘り下げていきたいと思います。



良くも悪くもマグネット効果

 

Twitterでも紹介しましたが、私たち日本人は『R』と『L』の発音をまとめて『ラ行』と認識してしまいます。

 

そして、この現象をマグネット効果と呼びます。

 

 

マグネット効果とは、特定の商品を目的として来店した消費者が、目的以外の色々な商品まで購入してしまう現象のことを指します。磁石のように他のものへ引き寄せられることからマグネットという単語が使われています。

 

※ここでいうマグネット効果は、耳から入ってきたRとLの認識を、全て『ラ行』に引き寄せるという意味で使用しています。

 

 

さて、ではなぜそんないらんことを脳はしてしまうのか・・・?

 

 

理由は単純で、日本語に『R』と『L』の発音が存在しないから、聞き分けをする必要がなくなり、聞き分ける能力そのものが退化するからです。

 

日常的に接することがないから、脳が『聞き分ける能力いらなくない??』となるってことですね。

 

脳はめちゃ省エネ志向

なぜまとめて『ラ行』に変換してしまうのかについてもう少し掘り下げるために、脳の重さと消費カロリーについて紹介します。

 

 

脳の重さは体重の約2%です。

それに対して、1日に消費するカロリーは約340kcal

 

つまり、たった2%の重さなのにカロリーは20%も消費しています。

 

 

そのため、膨大な仕事量のある脳は、余計な仕事を増やさないためにも不必要なことは出来るだけ省略します。

 

以前、三日坊主は必要な能力|脳が飽きやすくさせている理由と解決方法でも紹介しましたが、脳は基本的にサボる気満々で活動しています。

 

基礎代謝でもとんでもない量の消費カロリー故に、出来るだけ余計なことをしたくないのです。

 

 

その結果、普段使用しない能力は御構い無しにバンバン消していくのです。

 

母国語で必要としない『R』と『L』の聞き分け能力は、私たち日本人にとって生きる上では必要ないと見なされて、退化していくのです。

 

 

これは昔部活動でやっていたスポーツが、数年後に再開すると下手くそになっているのと似ていますね。

 

リフティングやバッティングの能力が生きる上で必要ではなくなれば、その能力は余計な能力と見なされて退化していくのです。

 

 

因みに硫黄島の戦いでアメリカ人は、見つけた兵士が敵か味方か判断する合言葉にリンカーン(Lincoln)を採用していました。

 

理由は、日本人がRとLの発音が苦手だからすぐにわかるためです。

 

逆も然り、母国語英語の人は『ラ行』が苦手!

 

『なんだ日本人ダメダメじゃねぇかぁ〜〜』と感じた人に朗報です。

 

逆に母国語が英語の人は『ラ行』が苦手です。

 

なぜなら、英語に存在しない発音だからです。皮肉なことですね

 

 

面白いことに、英語圏内の人は『ラ』の発音を習う際、『Ra』と『La』の間と教わるそうです。

 

もちろんほとんどの人はうまく発音できません。

 

そのため、結局『Ra』か『La』のどちらかの発音になってしまします。

 

 

すると困ったことに、『言われる』『断られる』などの『られる』は、ラ行が三つも連呼するため全然うまく発音できません。

 

 

因みに『促音(っ)』も苦手なため(というか英語に存在しない)これが混ざると激ムズです。

 

『ラリってる』とかラ行と促音が混ざっているため、相当日本語頑張った人しか言えないのです。

 

 

聞き分けられないのは英語の授業のせい?

 

さて、RとLの発音について色々と綴りましたが、日本人が聞き分けできないのは、昔学校で習った時の発音がそもそも間違っていることも原因です。

 

 

『animal』という単語を例にとってみましょう。

 

学校で習ったときは『アニマル』と言っておけば大丈夫だったと思います。

 

しかし、実際の発音を文字で例えると『エネモウ』になります。

一文字もあってねぇじゃねぇか!ってなりますが、実際カタカナで表記するとこうなります。

 

 

確かに英語のテストで発音記号の問題はありましたが、実際発音できていないとなんの役にも立ちませんし、学校の先生もよっぽど熱心ではない限り、『アニマル』と発音してもいちいち突っ込みません。

 

 

40人も同時に行う学校の授業では一人一人の発音に突っ込んでいる暇もないですし、酷い場合はそもそも英語の先生もうまく発音できていません。日本人なので仕方ないです。

 

 

 

以上、RとLの聞き取り・発音ができない原因でした。

 

僕は個人的に海外旅行する機会が多いので、その際よく使用する英語や、海外旅行のための英語勉強方法なんかも近々記事にしたいなぁ〜なんて考えています。

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