僕は放課後等デイサービスで発達障がいを持つ子どもたちと接しています。

 

 

そんな中、お友達を叩いたり、嫌がることをしたり、順番抜かしをしたり、おもちゃの取り合いをしたり、、、などなど

同業者の方はすぐにイメージできると思いますが、注意しなければならない場面が日常的にあります。

 

 

こんな時、注意の仕方がどうしても『怒る』という怒りの感情に任せてしまうことはありませんか??

 

なぜ怒ってしまうのか?怒る理由は必要なのか?

 

 

今回はアドラー心理学に着目して記事にしたいと思います。





目的があって怒っている?!

 

結論から申しますと、アドラー心理学的に人は怒る時、『目的』を持って怒ります。

 

怒ることによって、『目的』が達成できるから怒るのですね。

 

『いやいや、ついカッとなる時もあるだろ?』と聞こえてきそうですが、具体例と共に説明しましょう。

 

 

年下の子に意地悪をするイタズラ好きな子がいます。

 

注意はしてきましたが、一向にやめる気配がありません。。。

 

 

ある日、またイタズラしてお友達を困らせている様子を見たあなたはついに怒ります。

 

『何度言ったらわかるの?!そんなことしたらお友達嫌がるでしょ?!何でわからないの?!いい加減にしなさい!!!』

 

 

この時、なぜ怒ってしまったのかを冷静に考えてみましょう。

 

『何度言っても言うことを聞いてくれなかったから』

 

『ついカッとなってしまったから』

 

 

きっと様々な意見があると思います。

 

しかし、ずばりアドラー心理学的には『目的』があって『怒り』と言う感情を使用したことになります!

→具体的には、『恐怖で相手を支配したい!』と言う目的があって起こした行動に過ぎないのです。

 

因みに『何度言ったらわかるの?』の実験で、人は500回以上言われ続けないと言葉では変わらないことがわかっています。以前のブログを載せますのでよろしければどうぞ!

他人の行動は言葉では変えられないので諦めましょう

 

原因として成立しない

 

 

『いや、いつまでたってもいじめ続けるからイラっとして怒ったのです!』と言うのが通常の言い分でしょう。

 

確かにその感覚はわかります。

 

 

しかし、いじめを続ける子を『怒り』の原因にすることはできません❌

 

因果関係として成立させるためには、通常どの被験者に対しても同じ結果が得られないといけません。

 

つまり、同じ状況下において誰もが『怒り』にならなければ、原因にはならないと考えられます。

 

 

先ほどの例の場合、同じようにイタズラをする場面を目撃しても、『怒り』とは別の方法で解決する人もいるでしょう。

とても冷静に『どうしてお友達にそんなことをしたんだい??』とお話を聞く方法もあります。

 

結果的に怒ってしまう人は、数ある感情の中から『怒り』を選択したことになります。

 

 

怒ってる時にかかる電話

 

こんな感じに、『怒り』という感情ですら人は『目的』を持って選択していると考えられるのです。

 

引き続き色々な例と共に理解を膨らませていきたいと思います💡

 

 

お母さんが電話に出る時、普段と全然違う声で会話しているのをみたことがあると思います。

 

では、そんな時に目の前でイタズラをしたらどうなるでしょう??

 

電話中、お母さんはきっと怒らないでしょう。

 

 

なぜなら電話中に『怒り』を選択すると、電話の相手に不快な思いをさせたり、変に思われたりして『不都合』が生じるからです。

 

 

ほぼ声質も変えずに電話を続けると思います。

 

 

では、電話を終えた後は??

 

『あんたまた何やってるの?!そんなこともわからないの?!』と怒る絵が想像できると思います。

 

 

この時、電話を終えた瞬間に『怒り』の感情を選択したことになります。引き出しみたいですね。

 

 

イタズラをした子に対し『やめさせる・恐怖で制圧する』という『目的』達成のため『怒り』の感情をヨイショと出したわけです。

 

子どもの頃から目的を持っていた!

 

 

実は目的を持って感情を選択するのは子どもの頃から行なっています。

 

例えばスーパーなんかでよく欲しいものがあって駄々をこねる子を見かけますが、あれは駄々をこねることで『親を困らせる』という『目的』があるのですね。

 

親を困らせる→解決するには物を買う→買ってもらえて要求を満たされる!

 

と言った感じでしょうか?もちろん買ってもらえない場合も多々ありますが、『親を困らせる』という目的のためであることには変わりありません。

 

 

遊園地でまだ帰りたくない時に泣くのも一緒ですね💡

 

もう少し居続けるためには、親を困らせてその解決策を『もう少し居る』に持って行く作戦。

 

 

本能的に目的を持って感情を選択していたことが伺えます。

 

 

因みに女性の反感を買いそうなので大きな声では言えませんが、男性の前で涙を見せる女性の行動も『目的』を持っていると考えられます。

 

涙を見せることで、男性の行動や意見を自分の都合の良い方向に持って行くわけです。

 

『そんなことまで考えていない、ついつい涙が出てしまうんだ』という意見が聞こえてきそうですが、考え方によっては

 

 

泣くことで問題が解決した成功体験により、『泣く』ことが体に染み付いている

 

 

とも考えられます。僕ではなくアドラーの意見です

 

感情が出てしまった時の考え方

 

 

では、怒りや悲しみの感情になった時どう対処するべきでしょうか?

 

よく『深呼吸しなさい』と言われてきましたが、ここでは『思考』による解決策を提示したいと思います。

 

 

怒りの感情を出してしまった時(出そうな時)は、『今、「怒りたい」と思って怒っているんだな』と考えたり

 

涙を見せた時は『ほんとは相手を思う通りにしたいから?』と考え直してみましょう。

 

 

正直かなり異例なやり方で、『そんなことできるのか?』と疑問に思ってしまうかもしれませんが、実際子どもと接していて怒りそうになった時、僕は頑張って考え直すようにしてみました。

 

 

『今この子にイジメをやめさせるために、「怒り」で支配する以外の方法があるはずだ』と考えると、案外怒る気が無くなったりします。(怒っても解決しないことがほとんどですし)

 

 

もちろん全て上手く行くわけではありませんが、自分の感情に『目的』があるという事実を受け入れることは、人間関係の場においてとても重要だと思います。

 

 

次回、感情的になってしまった時、ぜひ考えてみてください。

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