今日の内容
      • 色の見え方を変える
      • 思い込みで味が変わる
      • 選択に後悔しない脳





虹の色は何種類?|思い込みが得意な脳

 

 

虹の色の種類が地域によって異なるのは知っていましたか?

 

日本では基本的に7色と言われていますが、実は世界規模で見るとレアな方なのです。

 

他の国のデータをざっと出してみると

 

      • 6色 = アメリカ・イギリス
      • 5色 = フランス・中国
      • 2色 = 琉球(沖縄)

 

 

などなど、国や文化の違いで虹色の定義が異なるわけです。

 

琉球に至っては、確かに少し昔まで日本ではなかったとはいえ、ここまで差があることに驚きです。

 

 

そして、虹を見たときに、それぞれ思っている『色数』が頭に浮かぶわけです。

 

 

つまり、人は目の前にある事実ではなく、『思い込み』というフィルターを通して物を見ているのです。

 

 

小さな頃に『虹』=『7色』と教わってしまったため、私たち日本人は『虹は7色だ』という意識のもとで虹を見ているわけです。

 

味も思い込みで変化?

 

 

『思い込み』の現象は、味にまで影響を及ぼします。

 

米ウィスコンシン大学のニッケ博士は、味と脳の関係性を調べるために面白い実験を行いました。

 

 

被験者に対して、甘味や苦味など様々な味がするものを口にしてもらい、口にしてもらった瞬間の脳の動きを調べた実験です。

 

口にしてもらう前に、一工夫加えます。あらかじめ被験者に『少し苦い』『とても苦い』などの情報を伝えたのです。

 

そして、数回に一度間違った情報(とても苦いのに、少し苦いと伝える)を混ぜて行いました。

 

 

すると、面白い結果が出ます。

 

とても苦いものを口にする際、『少し苦い』という嘘の情報を伝えると、脳の反応が本来の苦さ時の反応に比べて、弱い反応を示したのです!

 

つまり、嘘の情報に惑わされて、弱い苦味しか感じなかったということです。

 

 

さらに、実際に被験者にどんな味だったかを質問すると、確かに苦さを低く評価したのです!

 

 

逆に、元々強い苦味のあるものを『とても苦い』と伝えて口にしてもらった場合(つまり本当の情報)本来の苦味より強い反応が脳にありました。

 

思い込みは脳に必要

 

 

脳が思い込みをしやすいことはご理解いただけたと思います。

 

では、なぜこんなにも思い込みをしてしまうのでしょうか??

 

 

以前、三日坊主は必要な能力|脳が飽きやすくさせている理由と解決方法でも綴りましたが、脳は基本省エネ思考です

 

例えば、目の前にコップらしきものがあったとして、それを見て『これはコップだろうか?』『紙でできているのだろうか?』『ひょっとしたら違うものかもしれない』などといちいち考えていては、日常生活に支障をきたします。

 

 

そんなことを考えるよりも、ぱっと見で『これはコップだ』と認識し、それ以上考え込まない方が、他のことに打ち込めて都合が良いのです。

 

 

さらに、脳は体重の約2%程度の重さにもかかわらず、20〜25%のカロリーを消耗します。

 

いちいち考え込んでいては、すぐにオーバーヒートしてしまうのです。

 

 

そんなわけで脳は日常の様々な出来事を先入観や思い込みによって一瞬で情報処理をしているのです。

 

 

目の前のスタッフが入れ替わってもわからない?

 

 

先入観・思い込みについて綴りましたが、脳は『そんなことはおこるハズがない』ということに関して、すごく鈍感です。

 

 

これを『変化盲』と言います。文字通り『変化に気づかない』という意味です。

 

それを証明するこんな実験があります。

 

 

ホテルのロビーにて

 

 

ホテルの受付でチェックインする際、宿泊者情報を記入している間に目の前のスタッフが入れ替わったら気づくかどうかという実験です。

 

記入している際は、カウンターで字を書くため下を向いており、目の前のスタッフが入れ替わるのを視覚で確認することができません。

 

その合間に入れ替わるというわけです。

 

 

話だけ聞いていると『いや、気づくでしょ普通』と感じるかもしれません。

 

 

しかし、驚く結果が得られました。

 

実際、ほとんどの人が目の前のスタッフが入れ替わったことに気づかなかったのです!

 

 

『スタッフが入れ替わるなんてあり得ない』という思い込みにより、目の前で繰り広げられた現象を認知できなくなっているのです。

 

因みに、女性スタッフが男性スタッフに入れ替わっても気づかない人もいたそうです。人間の思い込みはすごいですね。

 

思い込みは後悔をも消す

 

 

さて、これまで視覚・味覚などの思い込みについて綴りましたが、思い込みは選択にも影響を及ぼします。

 

 

例えばお買い物

 

 

ある日、欲しいカバン二つを目の前にあなたは迷います。

 

値段が高いため、一つしか買わないことにしました。

 

そして、一方のカバンを手に取り、無事買い物終了。

 

 

このように選択肢を迫られ決断した場合、脳は『あの時の決断は正しかった』と思い込む性質があります。

 

自分の選択に後悔をしたくないのです。

 

 

自分が買った方のカバンの良い点をたくさん探し出し、買わなかった方の欠点をあらい出すのです。

 

 

買い物だけに限らず、結婚や就職など人生の大きな選択の際、脳はもっともらしい言い訳を探し、『後悔していない』と思い込むのです。

 

 

 

 

というわけで今回は人間の思い込みについての記事でした。

 

脳が後悔しないようにできていると考えると、ちょっと面白いですね。

 

 

ではでは

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