『あれ?何しに部屋に戻ってきたんだっけ?』

 

『あのドラマ出てる人って誰だっけ??』

 

 

いわゆるド忘れってやつですね。

 

誰でも経験のあることだと思います。

 

 

では、ド忘れした時の解決策はあるのでしょうか?

原因は年齢のせいなのでしょうか?

 

 

今日は、そんなド忘れについて記事を綴りたいと思います。

今日の内容
      • ド忘れの原因
      • 思い出し方のコツ
      • ド忘れが悪くない理由




原因は年齢ではない

 

以前歳をとると記憶力が落ちるという嘘について』でも書きましたが、ド忘れの原因は年齢とは関係ありません。

 

記憶力が年齢と直接的に関係がないことは、すでに科学的に証明されており、ド忘れについても同じことが言えます。(認知症などの病気は別)

 

 

『歳をとる=記憶力が低下する』という根拠のない言葉による洗脳に過ぎないのです。

 

 

では何が原因なのでしょうか??

 

単純に、脳内にある情報が膨大にあることが原因とされています。

 

 

例えば、基本的に歳をとるに連れて知り合いの人数は増える一方です。

 

その他知識的な部分でも、脳内に留めておく記憶は増え続けます。

 

すると大人の場合、特定の物事を思い出すために、膨大な情報量の中から一つの答えを探し出さなければなりません。

 

 

当然時間を要しますし、エラーが発生する可能性も上がります。

 

子どもの場合、そもそも脳内にある情報量がまだ少ないため、特定の答えにたどり着くまでの仕事が少なくて済みます。

 

 

これがド忘れの原因になっているのです。

 

『歳をとる』『記憶している情報量が増える』『ド忘れが増える』と繋げれば、『歳をとる』=『ド忘れが増える』となりそうですが、

 

 

『ド忘れ』=『年齢』という明確な因果関係はないのです。

 

 

本当に忘れている訳ではない

 

 

さらに面白いことに、ど忘れは完全に忘れている訳ではないというところです。

 

冒頭の例をもとに考えてみましょう。

 

 

『あのドラマに出てる人誰だっけ?』について

 

ググったり、隣にいる友達に聞いて答えが判明した場合『あぁ~~そうそう!その人だよ!』という感じになると思います。

 

 

ここで重要なのは、本当に忘れている訳ではないということです。

 

もし本当に記憶から抹消していたとすれば、答えを告げられても『えっ??そうなの??』となるはずです。

 

 

つまり、脳内では答えを既に知っている状態なため『答えを探している自分』VS『答えを知っている自分』が繰り広げられているのです。

 

こう考えると、とっても面白いですね。

 

 

思い出すなら、同じことをしよう!

 

 

ひとしきり原因がわかったところで、解決方法について綴ります。

 

そのために一つネズミを使った実験を紹介させてください。

 

 

英国エジンバラ大学の認知神経学者モリス博士が行なった実験です。

 

モリス博士はネズミ専用の『水迷路』を作ります。

 

文字通り水が張った迷路で、ネズミは水を回避できる特定の避難所の場所を覚えなければならない。

 

 

『生命維持』に関わる記憶はどの動物も得意で、『ここに行かなければ溺れ死ぬかも・・・!』という危険に対する記憶はネズミもこなせるのです。

 

 

そして、訓練を積み避難所を覚えたネズミにモリス博士は脳手術を施します。

 

記憶を司る『海馬』を部分的に破壊する手術です。

 

 

これにより、ネズミは避難所の場所をまた忘れてしまいます。手術による記憶喪失で『人工健忘』とも言われます。

 

とんだサイコパスですね。

 

 

さて、人工健忘により記憶を失ったネズミちゃんですが、その後避難所の記憶を取り戻すことができます。

 

 

手術前とは違う新しい水迷路を訓練し直してみました。

 

すると、新しい別の水迷路を訓練することにより、手術前の古い水迷路の記憶を徐々に取り戻したのです!

 

 

この実験により『ド忘れした内容は、きっかけを与えることにより思い出しやすくなる』ということが明らかになりました。

 

では、そのきっかけとは如何なるものが最適なのでしょうか??

 

 

先ほどの水迷路実験からもわかるように『ド忘れする前と似たような状況を作る』ことが最適とされています。

 

部屋に来た時に『あれ?何しに来たんだっけ??』となった時は、その場で考え込むのではなく、忘れる前の部屋に戻ってあたりを見渡すことが最適なのです。

 

 

また、覚えているところからヒントを自分に与えることも方法の一つです。

 

名称を思い出す場合は

 

『確か四文字だったぞ』『キから始まる名前だったなぁ』など、その答えになりうる情報をとにかく脳に与えて、答えを囲っていきます。

 

自分にヒントを与え続けることで、思い出す成功率を上げていくのです。

 

 

ド忘れは悪いことではない??

 

 

先ほど述べたように、ど忘れは脳内の情報量が膨大になることで発生しやすくなります。

 

それは即ち、たくさん色々な知識を蓄えられている証拠でもあります。

 

 

本来なら『いや~~全然思い出せないわ、俺の脳内の情報量とんでもないなぁ~~』と喜んでも良いですし、その方が余計なストレスにもなりません。

 

また、よくよく考えてみると普段いつでも思い出せる記憶の量に比べて、ド忘れしてしまう記憶の量は遥かに少ないはずです。

 

 

 

ということで今回はド忘れについて着目してみました。

 

ド忘れは一見気にしそうですが、昨日の出来事や仕事の話、趣味の話がスラスラとお話できる自分の脳を一度褒めてあげてみるのはいかがでしょうか??

 

 

ではでは

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